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犯罪や非行のある人への心理職の仕事

~鑑定や介入場面での留意点を中心に~

 

酒木 保(宇部フロンティア大学)

小栗 正幸(特別支援教育ネット・宇部フロンティア大学) 

 

 

【講義概要】

 

酒木 保「精神鑑定について」

 精神・神経科に心理士として勤務していた時、簡易鑑定のために心理検査の実施を医師から依頼されることがしばしばあった。心理士は、犯罪を犯した人に責任能力があるか否かの鑑定のために心理検査を実施する。この講義では実施するべき検査の選定とそれらの解説を行い、所見を作成してきた体験を語りたい。

 

  

小栗 正幸「4つの論点から」

  • 論点1:加害者と被害者という特殊な人間関係に配慮した心理的介入の留意点を述べる。
  • 論点2:施設内での規律違反頻発者という、他の分野では出会わない対象者に介入する際の留意点について述べる。
  • 論点3:愛着の課題を抱え、かつ犯罪や非行のある対象者への介入について、特に情緒的側面を取り扱う際の留意点を述べる。
  • 論点4:自己理解の促進を巡って、集団討議への支援を行う際の留意点を述べる。