大植 崇

(おおうえ たかし)

兵庫大学看護学部看護学科 講師


~公認心理師を目指されるみなさまへ~

 公認心理師は、心理職待望の国家資格です。ともに、我が国のメンタルヘルス向上のために貢献できる人材を目指しましょう。

ロンドンのフローレンス・ナイチンゲール博物館にて

【大植先生のご紹介】

 

 ご自身の看護師経験より、看護師のメンタルヘルスの研究の必要性を感じられ、その後、15年以上にわたり、国内外で看護師のメンタルヘルス向上のための研究に従事されています。現在は、国際的活動として、タイ・マレーシア・アメリカ・カナダの研究者との共同研究、国内では、科学研究費の助成を受けて「看護師のバーンアウトと離職低減のための認知行動療法によるメンター制度の構築」に取り組まれています。高齢者ケア、在宅ケアを中心に臨床経験をお持ちです。

【学歴】

広島大学大学院保健学研究科保健学専攻博士後期課程修了

▹影響を受けた恩師:森山 美知子 先生

 国際共同研究の魅力やアクティブに研究に取り組む研究者としての姿勢を学びました。また、実践の科学として、介入研究の重要性を学びました。はじめて、英語論文を執筆し、国際学会で英語で発表を経験しました。

 博士論文「看護師のバーンアウトに影響を及ぼす認知過程の明確化とバーンアウト低減に向けた認知行動療法プログラムの試み」

 

佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻修士課程修了

▹影響を受けた恩師:宮下 照子 先生

 医療の中では、エビデンスが重要視されており、心理療法でも、エビデンスを重要視する「行動療法」を学びたく、宮下先生にお世話になりました。行動療法の基本を学び、看護場面での、認知・行動療法を取り入れる意義を学びました。また、「認知行動療法」をめぐり学問を守る、研究者としての姿勢も学びました。

 

▹影響を受けた恩師:免田 賢 先生

 ペアレントトレーニングの基本を学び、ペアレントトレーニングの考えを、看護師のメンタルヘルスに応用した、メンタートレーニングプログラム作成に至るヒントを学びました。

 

 その他、沢山の先生方に影響を受け、「看護学」と「心理学」のボーダーラインを、私のアイデンティティとして、看護学の学習、心理学の学習も怠ることなく、邁進してまいります。 

【職歴】

1999年4月~2004年4月 松下記念病院 看護師
 

手術室勤務・新人看護師のメンタルを支えるプリセプターを担当

 

2005年10月~2010年11月 ロイヤル訪問看護ステーション 看護師
 

在宅医療、特に精神疾患、心身症を中心に担当

 

2007年4月~2008年3月 佛教大学臨床心理学研究センター 研究員
 

発達障害の行動療法のケース、心身症のケースを担当

 

※兵庫大学での教員歴  
2010年12月~2013年3月 兵庫大学健康科学部看護学科 助教
2013年4月~2017年3月 兵庫大学健康科学部看護学科 講師
2015年4月~2016年3月 兵庫大学・兵庫大学短期大学部 研究員
2017年4月~現在 兵庫大学看護学部看護学科 講師
  「基礎ゼミ」(コミュニケーションなど心理に関する講義)
  「成人看護学」(患者の心身の健康に関する講義)
  「国際看護学」(うつ病の問題など異文化理解の講義)
  「災害看護学」(災害時の心身の健康関する講義)

【主な研究論文】

  • Takashi Ohue, Michiko Moriyama, Takashi Nakaya (2015): The Effect of the Group Cognitive Behavior Therapy in a Nurse’s Burnout and Intention to Resign. Health, 7, 1243-1254. doi: 10.4236/health.2015.710139.
  • Takashi Ohue, Michiko Moriyama, Takashi Nakaya (2015): Development of the Irrational Belief Test for Nurses (IBTN): Examination of Reliability and Validity, Health, 7(3), 316-327.
  • Ohue, T. , Rujkorakarn, D. , Suwannimitr, A. , Aryamuang, S. and Meethien, N. (2015) Comparison of Factors Related to Elderly People’s Purpose of Life in Japan and Thailand. Health, 7, 1337-1351. doi: 10.4236/health.2015.710148. 
  • 大植崇・森山美知子・中谷隆(2012):看護師を対象としたATQ-R (Automatic Thoughts Questionnaire - Revised) 短縮版作成と信頼性・妥当性の検討.広島大学保健学ジャーナル. 11(1) 20-28. 
  • Takashi Ohue, Michiko Moriyama, Takashi Nakaya (2010):Examination of a cognitive model of stress, burnout, and intention to resign for Japanese nurses. Japan Journal of Nursing Science, 8(1), 76-86.

 その他 多数